「AIに頼ると、スキルが上がらない」の間違い

8歳の娘は、描いたイラストをAIに読み込ませてプロンプトを指示してイメージ通りのイラストを描かせている。

「髪の色はピンクにしてください。
杖は細かく書いているのでできるだけその通りにお願いします。」

出来上がった作品を見て、手直しもしてる。

「靴の感じが違うので、ヒールでお願いします。
髪の毛は、色はイメージ通りなんですが、もう少しふわっとさせてください」

のように。

パパは、横にいるけれどほとんど関与しない。
娘が聞いてきたときにだけ、やり方を教える。

この前見ていて、すごいなと思ったのはAIに指示書の確認をさせていたこと。

何度も画像生成を待つよりも、AIとの共通認識を作ってから画像を作った方が早いと体感したらしい。

「ここまで伝えた指示を、リストにして出してください。」

と、言い始めた。

AIは箇条書きにして作画の方向性を示す。

それを読んで、

「あ、靴下の部分が違いますね。
そこはこういう色にしてください。
では、もう一度リストをお願いします」

とか伝えてる。

そして、AIと共通認識ができたところで
「では、その方向性でお願いします。楽しみにしています」

 

と伝えたり、出来上がったイラストを見て

「イメージにピッタリです。ありがとうございます!」とお礼を言ったりしてる。

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パパの仕事の仕方を家でずっと見ているし、パパがAIにどう指示を出しているか、仕事を覗きに来たりする。

最初に設計書を共有するほうが、その後の指示を出すときに共通認識を作りやすいから設計書から書き出してもらうこととか

AIは呼吸をしないけれど
「いったん深呼吸してください」と伝える方が精度が上がることや

AIは感情はないかもしれないけれど
「今回の作品はすごくよかったです」とポジティブフィードバックをするほうが、ユーザーの嗜好を学習するから精度が上がることなど

実体験として知ってるんだと思う。

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「AIに作画を頼ると、作画スキルが上がらない」と思う人もいるかもしれないけれど、それは違う。

AIが出す一般化されたデザインのほうが技術が上の時は、それを見ながら自分のスキルも一般化してあげていくほうがいい。

そのうえで必ずどこかで「これじゃないんだよな」が出てくるはずなので、その時に自分のスキルの独自性を磨けばいい。

スポーツでもアートでも、真似から入ってうまくなる。
知識ボリュームでいえば、AIは一般化の大先輩であり巨匠なので、その巨匠といつでもどこでも壁打ちできるのは大切な時間だと思う。

うちの娘、守破離ってるなぁと思う。