お金も、時間も、
世の中のものは、使えば使うほど、減っていく。
そんな中で、
大好きなさだまさしさんが言っていたのが
「元気と勇気は、使えば使うほど、増えていく」というもの。
「あのとき、あの場所で使えた勇気。
それがあるから、次も勇気を持てる。」
さだまさしさんのCD15枚組の
「ステージトーク大全」とかの中に、収録されているはず。
さだまさしさんのトークは、優しくて心に響くから、好き。
コンサートに行っても、ステージの半分くらいか、それ以上はトークしていらっしゃるし。
最近、ようやく、もう一つあることに気づいた。
それは、「愛」。
愛は、使えば使うほど、増えていく。
注げば注ぐほど、増えていく。
でも
愛には、2つの形がある。
1つは、立ち止まった愛。
もう一つは、流れ続ける愛。
愛はきっと、水と同じ性質を持っている。
目の前にある愛を、大事に大事に抱えて離さないと
愛はきっと、そこに停滞し続ける。
広い愛が、留まり続けるなら、それは湖に近い。
いろんな人の愛が新しく注がれて、循環する。
でも、狭いところで留まり続けるなら、それは「沼」という。
循環もなく、自浄作用もない、濁ったものになってしまう。
だから
愛は、使い続ける方がいい。
流し続ける方がいい。
求めない方がいい。
「こんなにやってるのに」と
固執し始めたら、それは、沼に近づいてしまう。
愛は、人に使えば使うほど、増えていく。
そして
お金の相続には、税金がかかるけれど
元気と、勇気と、愛情の相続には、税金がかからない。
家族や娘に、愛を伝え続け、
成長した娘がそれを人に与え続けるるのに、贈与税はかからない。
目減りすることがないのだから
惜しみなく、人に使い続けるのが
正しい元気と勇気と、愛の使い方なんだと思う。