先日、家族みんなで東京に行ってきた。
こんな時間を過ごせることに、感謝の2日間だった。
名古屋から東京に、家族で車移動したい人に、
少しでも参考になれば嬉しい。
名古屋を出発する日の深夜。
ETCの深夜割引ギリギリの時間を狙って出発。
名古屋から東京への実際の高速道路代は?
名古屋〜東京・八王子への移動は、深夜割引だと5500円くらいの高速代金になる。
これを往復で使ったので、11000円のETC代。
ガソリン車の古いアルファードに乗っているので燃費はけっこう悪い。
ガソリン代は、概算だけれど往復で12000円くらい。
ただ、感覚値でいうと、もう少しガソリン代は安い。
特に八王子のガソリンスタンドは、名古屋での市場価格よりも5円くらい安いところがあって、
そこで満タンに入れて帰ってこれたので、名古屋に着いた時でもガソリンメーターは半分くらい残っていた。
なので、高速道路だけを考えると、今回の移動では23000円くらい、
多く見積もっても25000円までの範囲になった。
ハイブリッド車に乗っている人は、ガソリン代がかなり安く抑えられるので
ガソリン代を2分の1で計算したとしたら、17000円くらいの交通費になるかもしれない。
なぜ駐車場は京王八王子?
名古屋から東京に来るまで行こうと思っている人で、
どうしても都心に駐車する必要がある人以外は、都心から少し離れたエリアに駐車することをお勧めする。
特に、八王子はめちゃめちゃ便利。
名古屋から東京に入る時は、東京の入り口に位置付けられるので、行きも帰りも楽だ。
混雑状況が読めなくて、車幅が狭い首都高を運転しなくて済むというだけでも、精神的に楽。
さらに、JR八王子駅よりも、京王八王子駅の方が車は停めやすいし便利。
僕が車をとめたのは、京王八王子のすぐ近くの駐車場。
駅まで歩いて5分もかからないけれど、
24時間停めても1400円の打ち切りになる。
これを2日間なので、2800円の駐車代で済む。
これは名古屋駅周辺に24時間駐車するよりも、ずっと安い。
そして、新宿へのアクセスがいい。
京王線に乗ると、京王・八王子駅から新宿駅へは38分(特急)〜48分くらいで、乗り換えなしでいける上に、
京王・八王子駅は始発駅なので、かなりの確率で座ることができる。
これは、小さな子どもを連れて行く時にはかなりポイントが高い。
ママが写真を撮れるくらい、余裕で座れている。
今回は、パパが仕事で色々動き回ればいいだけだったので、
ママとねねちゃんが、比較的行動しやすいような環境を考えて行動した。
11月の車中泊は寒い
ママが車中泊好きなので、今回の車中泊はママの希望だ。
子どもの頃、家族で出かけるときはよく車中泊をしたというママ。
その思いを、自分の子どもと共有できるのが1つの夢だったという。
それを知っていたので、車を8人乗りのアルファードに買い替えた。
アルファードならシートをフルフラットにすることができる。
その上に低反発マットを敷けば、シートの凸凹はあまり気にならない。
大人が足を伸ばしても余裕で眠れるし、カプセルホテルよりも空間が広くて快適だ。
実際、夜の8時くらいには眠ったと言うねねちゃんが、朝まで起きることはなかった。
途中、ちょっとムニャムニャ言ったくらいだ。
ただ、気をつけなければいけないのは、10月下旬にもなると車中泊は寒いと言うこと。
今回は毛布を上下で1枚ずつ持っていったけれど、3人がくるまって眠るには足りないところがあった。
深夜に触ってみたら、ねねちゃんの足が冷たかったので、慌てて毛布をかけて、温まるまで抱きしめていた。
布団はかさばるけれど、1枚多めに持って行ったほうがいい。
よほど度胸がある人以外は、駐車場でのアイドリング睡眠はできないものと考えた方がいい。
周りには住居があるような駐車場だったので、できるだけ近隣のご迷惑にならないように、ひっそりと過ごした。
車中泊厳禁な駐車場もあるので、その辺りは注意が必要。
そして、お金に余裕がある方は、やはりホテルに泊まった方が快適だ(笑)
駐車場も少しの追加料金で使うことができるケースが多い。
お風呂はどうする?
正直、今回は強行突破だった。
ねねちゃんだけは、ウェットティッシュで身体を拭いてから眠ったけれど
パパとママは、出発の直前にしっかりお風呂に入って、家に帰ってからもしっかりお風呂に入ると言う形だった。
ママは、某所でメイク落としをしたけれど、やはりしっかりは落とせなかったと言っていた。
ただ、今回は使わなかったけれど、東京にはお風呂だけを借りられる施設が意外と多い。
八王子でも、朝の6時から入れる朝風呂施設がある。
ただし、ぼくのような田舎育ちだと「温浴施設 = 敷地が広くてゆったりできる」と考えてしまうけれど
基本的には駅に近い温浴施設は、名古屋の商業ビルに近いと思っておいた方がいい。
名古屋だと、喜多の湯とかもあるので、車で乗り付けて平面駐車場に停めて家族でゆったり・・みたいな想像をするかもしれない。
でも、東京の多くの温浴施設はもう少しビジネスライクだ。
なので、今回の旅では、場所は確認はしたけれど入らなかった。
打ち合わせ前にどうしてもリフレッシュしたいという人は、時間に余裕を持って車から歩いて移動して入浴する方が気持ちが楽だと思う。
さすがに2泊ならお風呂に入っていたけれど、今回は1泊だったので強行突破だった。
次回は、もう少し考えようと思う。
八王子の子ども向け施設は?
JR八王子駅には、子ども向けの施設がある。
ぼくが車を止めた京王・八王子駅から歩いて10分くらいのところに、JR八王子駅はある。
JR八王子駅に直結したセレオ八王子北館6階にあり、場内面積は全国のキドキドの中で最大です。
ごっこ遊びや組み立て遊びが楽しめるゾーン、その右手には赤ちゃん専用コーナー「ベビーガーデン」があります。
思いきり体を動かせるエリアには、大型トランポリンや巨大回転遊具など、夢中になれるあそびがいっぱい!ボーネルンドが世界から選び抜いた「あそび道具」を扱うボーネルンドショップも。
また、八王子市親子つどいの広場「ゆめきっず」も併設し、子育てアドバイザーがママ・パパを応援します。「あそびのせかい セレオ八王子店」より
https://kidokid.bornelund.co.jp/hachioji/
しかも、ここは1日フリーパスを買えば入退場自由なので、子どもが疲れたらカフェに移動して食事をし、また遊びに戻ることができる。
つまり、1700円でほとんど1日中遊ぶことができる。
今回の東京出張の2日目は、ママとねねちゃんはこの施設をフル活用した。
特に、パパの打ち合わせ終わりの時間が読めなかったので、フリーパスで大正解だったようだ。
ただ、今回は平日だったにも関わらず、昼くらいにはチケットが売り切れていたようだ。
子どもの安全をしっかり確保するために、入場制限をかけているとのこと。
ここで1日中遊ぶためには、とりあえずフリーパスを買っておいて、その後で他のところを見るようにした方が無難だ。
東京ではどう過ごした?
1日目は、ママとねねちゃんは、渋谷のNHKでワンワンのイベントに行っていたようだ。
その後、パパの打ち合わせ場所に来たねねちゃんが、パパが遊んでくれなくて号泣した時は、クライアント様にご迷惑をおかけしたけれど(すみませんでした 汗)
渋谷駅で、家族で食事をするなら、つばめグリルがおすすめだ。
ピークタイムから時間をずらせば、ソファー席もあって快適に美味しい食事を食べることができる。
ママも大満足でよかった。
この写真は、「ガッテン!」。
その後、ねねちゃんは「ワンワンにあった!」と、何度も興奮して話してたし、おじいちゃんやおばあちゃんにも武勇伝を語っていたようだ。
そして2日目は、八王子のこの施設で1日中遊んでもらっていた。
だからこそ、帰りの移動中は二人ともぐっすりだった。
東京は電車代が安い
名古屋にいるとさらに感じるけれど、東京は電車代が安い。
例えば、京王八王子から新宿までは、37分〜48分の所要時間がかかるのに、360円で移動できる。
名古屋で1時間弱の移動となると、例えば名古屋駅から岡崎までは620円かかる。
なので、東京で移動することを考えると、車移動よりも電車移動の方がはるかに安い。
今回のように、少し離れた場所に車を置いて、あとは電車で移動する方が現実的だ。
ディズニーランドのような駐車施設もしっかりある場所に行く場合以外は、
車で目的地まで行くことだけを考えず、車を安い場所に駐車して電車移動するのはすごく便利な選択だ。
名古屋から東京に、家族で車移動したら仕事はできる?
今回のメインは、パパの仕事出張だ。
パパの経営している株式会社は、東京銀座に事務所がある。
お客様も多くが東京にいらっしゃるから
今までは、1ヶ月に1回は東京に出張していたけれど、
ねねちゃんが生まれてからはできるだけ家にいるようにしているので、11ヶ月間くらいは東京に行っていなかった。
さすがに、クライアント様のサポートもあるし、東京に行こうと決めたところからが始まりだ。
せっかく行くのであれば、家族で行きたかった。
結果的には、パパの仕事的にもめちゃめちゃ助かった。
最大のメリットは、精神的な安心感。
例えば、今回のような1泊の出張を一人でした場合、ママは2日間子どもと向き合うことになる。
自分の子どもなので、その時間は必要とはいえ、やはりママの負担を考えると心苦しい。
今回は、家族が一緒に居られることで、ママの負担を気遣うことができる。
それが何より大きなメリットだった。
それだけで、かなり仕事にも集中できた。
今回の出張では、東京の様々な場所で8回の打ち合わせを入れることができた。
「ママの負担を気遣うことができるメリット」の、意味がわからない方もいらっしゃるかもしれない。
「仕事なんだから、ママが家で子どもの”面倒”を見るのは当たり前じゃん」
と、思っているビジネスマンもいらっしゃるかもしれない。
時には、そういう時間が必要な時もある。
家族を連れて行ける人ばかりではないのも、理解している。
でも、パパの会社とパパ部のルールは違う。
子どもとの時間は面倒じゃない。
そして、ママの幸せと、ママの精神の安定が最優先。
ママが安定しているから、仕事も子どもも安定できる。
仮に、どうしても一人で出張にいかなければいけないときは
「2日間も家を空けて居て、ごめんね。いつもありがとうね」と、きちんと伝えるべきだ。
恥ずかしいとか、”おれも頑張ってるのに”とか、男だからとか女だからとかではなく
「おはよう」「おやすみ」と同じくらいの大切さで、
「いつも、ありがとうね。ママがいてくれてよかった」は、言うべきだ。
今回、名古屋から東京への往復は全てパパが運転をした。
その間、少しでもママとねねちゃんは眠ってもらっていた。
(シートベルトやチャイルドシートに座らせるのは交通法規上必須)
1日目、パパが仕事から駐車場に行くとすでにママとねねちゃんは眠っていた。
だから、よかった。
ママとねねちゃんの負担を少しでも軽くすることができればOK。
そして、だからこその八王子車中泊だった。
車の運転もして、打ち合わせに行って・・となると、パパの体力的にもケアが必要。
今回の車中泊では、パパも5時間くらいはゆっくり眠ることができたので、次の日の仕事もフルスロットルだった。
そして、移動中の車内では、ママと会話する時以外は常にセミナー音声を聞いて移動することができる。
ママが起きている時は、ママと会話をするけれど、眠ってくれている間は集中して勉強できる時間。
何度も何度も聞いて来た、ロバートキヨサキの『ファイナンシャルインテリジェンス』を、もう一度聞き直す時間に使えてよかった。
新幹線移動と、どちらがいい?
最後に、もう一度だけメリットとデメリットの話をしよう。
仮に家族で新幹線で移動したとすると、メリットは「早くて快適」なことだ。
その時にかかる経費は、こうだ。
- 家族3人分の新幹線代: 11000円 x 2.5 = 27,500円
※6歳以下でも子どもが席を占有する場合は半額必要 - 宿泊費: 16,000円(最安)〜20,000円くらい
合計:43,500円〜47,500円
デメリットは、周りに気を使う必要があること。
新幹線でも、子どもがぐずらないかどうか常に心配する必要がある。
一方、家族で車移動・車中泊した時の経費はこうだ。
- 家族の移動代: 11000円 x 2.5 = 25000円
※6歳以下でも子どもが席を占有する場合は半額必要 - 車中泊費: 2,800円
合計: 27,800円
デメリットは、時間と労力がかかること。
メリットは、自分たちのペースで時間管理ができることだ。
まとめ
子どもが大きくなった後での車中泊が、常に好ましいとは思っていない。
また、仕事的にもメリットが最大かと言うと、そうではない。
けれど、子どもが2歳のいまのこの時間、この時に限って言えば、
家族で移動できるメリットは、とても大きいと感じている。
いつも、大好きなママと子どもと一緒に居られる。
いつも、家族と繋がって居られる。
大切なママのことを気遣うことができる。
子どもの成長を身近で感じることができる。
お金にも、移動時間にも変えられない最高の価値は、そこにある。
家に帰った後も、ねねちゃんをそっと寝かせた後、
ママと二人でお酒を飲みながら2日間の旅のことを語り合った。
「今日、こんな素敵なお客様とお打ち合わせしてね」
「八王子の施設では、ねねちゃんこうだったよ」
めちゃめちゃ幸せな時間だ。
これから、しばらくの間は、東京出張は家族で車移動にしたいなぁ。
きっと、ねねちゃんがもっと自己主張するようになって、言葉も具体的に発するようになったら「嫌だ」と言うときも、あるだろう。
その時は、別の方法を考えればいい。
今は、ママと子どもと、一緒に生きられる幸せを感じられることの方が、大切だ。