おかしな話だけれど
ねねちゃんが生まれてから
僕は、「死」をもっと身近に考えるようになった。
スヤスヤと眠っているねねちゃんが
息をしているのか、心配になることとか。
ねねちゃんとママを見送る時
帰ってこなかったらを考えることとか。
無意味にナーバスになっているわけじゃない。
これは、ポジティブな死生観なんだと思う。
ねねちゃんが大事で
ママが大事で
ずっと一緒にいたいからこそ
「長生きしてほしい」って思う。
そして、僕自身も、
ねねちゃんが結婚する時くらいまでは
長生きしていたいなと思う。
そこから先は
のんびり死ねばいい。
NHKの「ママゴト」というドラマを観てから
ブルーハーツの「ナビゲーター」という歌が好きだ。
あぁ、この旅は
気楽な帰り道
のたれ死んだところで
本当のふるさと。
あぁ、そうなのか
そういうことなのか。
”ブルーハーツ” 『ナビゲーター』
僕らは、死に帰って行く途中。
このドラマは、いつか終わる。
だからこそ
ママとねねちゃんとの時間を
少しでも長く楽しみたい。