最近、つくづく思う。
子どもは、パパとママが使っている言葉を話す。
「ねねちゃん、あっちに行きたいの?」とか、聞いてると
「アッチ! アッチ!」と、行きたい方を指すようになる。
「ねねちゃん、可愛いね」と、言っていると
何か大事にしたいものを見つけた時、
「かーいー! かーいー!」と、言うようになる。
「ねねちゃん、こっちだよ。おいで」と、言っていると
行きたい方向がある時に、「おいで〜! おいで〜!」と、
「行きたい」を主張する。
ねねちゃんに何かを渡す時に、「はい、どうぞ」と、渡していると
人に何かを渡す時には、「どうぞー」と、言うし
何かを欲しい時にも、「どうぞー」と、言う。
「ねねちゃんは、大事な子だよ」と、
毎日、毎日、語りかけていると
パパや、ママの頭を撫でながら
「ダイジー ダイジ〜」と、言うようになる。
この前、栄のフォーエバー21 (奥さんからのツッコミで、H&Mと判明)で、
ねねちゃんの水着を見ていた時
近くにいたちょっと大きな子と
子ども用のアクセサリー売り場で、一緒になった。
1つのアクセサリーケースに、ねねちゃんと、その子。
ねねちゃんは、その子の動きに興味津々で、
その子が手に取るものと、同じものを手に取りたがる。
当然、少し年上の子としては、
なんか嫌な気持ちになる。
真似されている気がしたのかもしれない。
独り占めしたかったのかもしれない。
その子が、ねねちゃんに向かって
言葉にならない主張をし始めた。
その様子を、そっと見守る中で
はっきりわかるフレーズがあった。
その子が、
「キライーー!」
と、ねねちゃんに言った。
ねねちゃんは、
「嫌い」という言葉を、自分に向かっては、今まで一度も聞いたことはないはず。
ごく稀に、ご飯を食べない時とか
「この味、キライ?」とかは聞くけれど。
だから、多分
言われたフレーズの意味が、わかっていない。
何か、嫌なのかな? という、雰囲気だけは、上手に察する子だけれど。
その子が、いいとか、悪いとかではなく
子どもは、聞いたフレーズを、言うようになるんだなと、
当たり前のことを、確認した瞬間だった。